2009年10月6日火曜日

韓国公演映像

韓国公演の映像の整理ができたので、一部ご紹介します。









2009年9月14日月曜日

また会う日まで 木下

素浪人ワルツの旅~韓国・春川編~は無事に終わりました。
インフル騒動もなんのその、3回公演ともたくさんのお客さんに喜んでもらえました。

初めて海外でやる作品は不安です。それも僕にとって初めて「字幕」のある芝居。会話劇というわけではありません。敢えて言えば、身体表現のような会話。即興性を伴ったやりとり。果たして「字幕」で対処できるのか。
結果、通訳と字幕とハングルの三本立ててやりました。即興的に喋るところは通訳で、しっかりと聞かせる部分は字幕で、役者が一番お客さんに近づきたいポイントだけハングルで。まあ、喋るのはほとんど安元さんで、安元さんの役は「安元」なので、そのへん、うまくいったのではないでしょうか。改善はあるにしろ、彼女の肝は3段階くらいあがったようです。

いいむろさんとKちゃんの身体表現とザッハの音楽、そしてキヨちゃんの映像においちゃんの照明は、ますます密接になったと思います。毎ステージ違う形になるのに、毎ステージクオリティがキープされていて、毎ステージ発見があり、だからこそみんな毎ステージへろへろになる。ロングランができる作品であることが立証されたように思えます。僕らはこの作品をこれからもまだ続けていくんだろうなあと確信しました。

なんていうか、このように、僕はかなりプロデューサー目線になってしまっています。サーカス団の団長の気分です。演出家として、やり残してることはないのかと問われれば、不思議なことに「これはこれでいいんじゃないだろうか。完成させるということが目標ではない作品ってあるんじゃないだろうか」と思っています。こんな作品は初めてかもしれません。

あ演出家として今回、貴重な経験をさせてもらいました。ワークショップ。参加者は韓国人だけかと思いきや、ふたを開けてみると、ロシア人にクロアチア人まできました。彼らはこの演劇祭に招聘されている別のカンパニーの人たちです。総勢30人以上。
通訳は日本語→韓国語→英語→ロシア語と順番にされていきます。まるで格安航空券の旅です。これではなかなか前に進まないので、途中からは言葉はなしでいきました。いいむろさん、ザッハさんのおかげで、わずか3時間なのに最後はミニ作品を発表できるまでいきました。これが最高に面白かった!!日本で僕がやってる方法が伝わったこともうれしかったし、それがこんな風に解釈されて立ち上るんだという異種な驚きに感動しました。同時に、言葉は伝わらなくても伝わることの多さに改めて驚きました。

そういう当たり前のことが身にしみるというのは何にも増して貴重なことです。

それではまた会う日まで!素浪人は次はどこに行くのかな?

ただいまー。

春川から、無事戻りました。安元美帆子です。

初めての海外公演。初めての韓国。

インフルエンザによる演劇祭中止、なんていう驚きのニュースで、もーう
ほんまにどうなることやらの旅の始まりでしたが、
いやいやいや、
本当にすばらしいツアーでした。

副音声担当の私としては、
韓国語を話せるようになる!ていうところから、公演準備が始まりました。
韓国語堪能な、制作の川手さん&井上さんに
文字の書き方や発音を教えていただきまして、
オープニングと中盤の歌「恋は八合目」とを(ヨチヨチ歩きながら)
韓国語で暗記し、
それ以外のせりふは日本語で、
韓国語の字幕を舞台背面に投影することになりました。

そ・れ・が!
初日、オープニングの「アンニョンハセヨー」を言った後、
頭が真白になってしもて。
なんとか思い出して、続きをしゃべりましたが、
いやー、あんなことがあるのね・・・。(どんだけ緊張してんねん!)

上演を重ねるにつれ、食事を一緒に取るにつれ、現地スタッフとうちとけて。
彼らの心づくしとパワーに助けられ、無事、公演を終えることができました。
最終のレセプションでは、韓国スタッフが「恋は八合目」を一緒に歌って
くださって、ほんっとに嬉しかった。(ザッハトルテの伴奏も嬉しかった!)

言葉を使う作品だけど、言葉の壁はなんとかなる。
結果的には、字幕すら、舞台装置の一つのようであり。

「素浪人ワルツ」は、私にとって特別な作品です。
皆さんのすごい技術の裏で、私の悩みや揺れが、私自身が、そのまま
作品に載っている。

もっといろんなところでいろんな人に見ていただきたい。
いいむろさん、kちゃん、ザッハトルテのみなさんをはじめ、
このプロジェクトチームでまた乗り出して行きたいです。
どこへでも!
よっしゃー、こうなりゃ何語でもがんばるよ!
もちろん、日本でも再演できたらいいな。


安元美帆子

2009年9月9日水曜日

カムサハムニダ!!

木下です。
とりあえず無事に、千秋楽を迎えました。
韓国のみなさま、日本からわざわざ来てくれた方々、ありがとうございました。
今日はワークショップ。これも楽しみ。

死ぬほど甘いコーヒーと死ぬほど辛い料理が、生きる喜びになってる今日この頃です。カムサハムニダしか出てきませんが、まあ言葉なんて、付け合わせ程度のものだと思って、コミットしてきます。

とりあえず、公演は終わった!!

2009年9月8日火曜日

素浪人ワルツ@韓国春川!

ウォーリーさんが公演後飲みに出ちゃってるので、今日のブログはいいむろが担当しますね。
なんて言ってたら、ウォーリーさん帰ってきた…あ、ゴロン…寝ちゃった!てか寝るのはやっ!
部屋に入ってきてから1分以内に熟睡に入った人、初めて見たわ。

さて、素浪人ワルツ@韓国・春川は今日2日目。
初日、2日目とも僕らが心配していたようなお客さんが少ない状態はなく、盛り上がっています!
作品の内容もブラッシュアップされてイイ感じ。

食べ物はおいしいし、韓国の人たちもよくしてくれるし、劇場の裏はすぐに山で自然がいっぱいだし…春川(チュンチョン)いいところですね。

明日はいよいよ最終日。
そして翌日はワークショップ。

今日はちょうど折り返し地点かな?
さぁ、明日からもみんながんばっていこう!


いいむろなおき

2009年9月7日月曜日

初日終了!!

初日が終わり、ダッカルビ(こっちの発音だとダカンピ?)とマッコリの夜が終わり、そしてお昼ご飯はいつもの定食屋でたらふく、二日目の今日は入りが遅いので少しのんびり。

素浪人ワルツ、初めての韓国人相手、初めての外国、初めてのツアー。そもそも理解されるのか?
この芝居のこの独特な感じ、ライブ感、という曖昧なものを明確に作ろうとした方法は、はたして受け入れられるのか?

インフルエンザの影響で客の入りが心配されてたけど、客席はかなり埋まって、まずはほっと一安心。で、一番最初にメンバーがぞろぞろと舞台に入ってきて安元さんがみんなを紹介するシーンがあるんですが、そこで事件はおきました。
まずは安元さんがセンターマイクで自己紹介。今回は最初だけハングルでやることになっていました。この数カ月、韓国語を特訓し、それなりにすらすらと喋れるようになっていました。
で、登場し、マイクに向かって一言「アニョハセヨ」と言った途端、「待ってました!」的な「アニョハセヨ」コール。日本でもあり得ない拍手。おおこれはのりがいい、と僕はオペ席でほっとしたのですが、舞台上を見ると、その意外なリアクションに安元のハングル頭脳がショートし、次の言葉がまるっきり出てこなくなっていました。
僕はひさしぶりに舞台上で真っ白になってる女優を見ました。それもまだ始まってもいない段階で。
観客は固唾をのんで次の言葉を待っています。しかし安元さんは「ハジョハジョハジ」という謎の呪文しか出てきません。
すると、優しい韓国人たちは、応援をはじめました。優しいので、あくまでも小さく応援です。そのことで安元さんの硬直はほどけ、にこっと笑ってから、韓国語で喋りはじめました。危機一髪です。

そのあとはいわずもがな。1時間20分のステージは、韓国の人にも満足してもらえました。

残り2ステ。まだまだ楽しみたいな。

木下

2009年9月5日土曜日

素浪人ワルツ韓国公演仕込み!

いいむろなおきです。

昨日はインフルエンザの影響で演劇祭中止・・・それに伴って9日の公演が中止になるという残念なニュースから一夜、僕らは予定通り6日の初日に向けて舞台の仕込み!

4回公演の予定が3回になってしまったのは残念だけど、中止になった公演の代わりにワークショップというかたちでお客さんや韓国の俳優仲間と触れ合えるのは結構楽しみだ。

さて、今回の「素浪人ワルツ」、音響・照明・映像だけでも大変なのに今回は「字幕」まである!
まぁ普通のお芝居に比べれば台詞の量は少ないけど、どのタイミングでどこまで出すか・・・即興的なシーンはどうするのか・・・僕らの演技に合わせて結構計算しないといけないから大変だ~

いよいよ、素浪人ワルツ@韓国・春川(チュンチョン)はじまるよ~♪

2009年9月4日金曜日

木下の独り言

ウォーリーです。いやあ、いろんなことがありますね。
一か月ニュースを見てなかったのでインフルエンザが再流行してることすら知らなかった。寝耳に水、たまげました。といっても韓国に今もう着いちゃってます。春川の街は、あいかわらず美しいです。人々はインフルエンザのことなど誰も気に止めてはいないようです。しかし政府が決めたことなので僕らにも、演劇祭の人たちにもどうすることもできません。水の流れを下から上にすることができないのと同じで。それはもう受け入れるしかありません。三回公演ができることを感謝しなくては行けないのでしょう。でももしも日本から9/9(水)に見にこられる方があればそれは本当申し訳ない気持ちで一杯です。なにができるかはわかりませんが、ご一報ください。

劇場に着くと舞台は出来上がっていました。
この演劇祭の実行委員の人たちは、おそらく世界のどの演劇祭の実行委員の中でもパワフルでそして真摯で粘り強い人たちです。
彼等のためにもできる公演を精いっぱいがんばりたいと思います。

僕らは皮一枚のラッキーで、公演は3ステージうてることになりましたが、実はロシアとクロアチアとブルガリアから来るカンパニーは丸々公演中止になりそうだということです。彼等の心境もまた察するにはあまりあるものです。
しかし彼等もまたワークショップをしたり、別の公演を行うなど今考えてるそうで、転んでもただでは起きない、同じ演劇人として見習い応援したいと思います。

そうそう、9/9(水)は公演は中止になりましたが、代替案として僕らもワークショップを開くことなりました。その名も「素浪人ワルツを一緒に踊ろう(仮)」。9/9(水)2時~5時です。もし韓国でそういうのに興味がある方がいればぜひとも参加してください。僕らもまたただでは起きません。
詳細はまたおってアップしたいと思います。

韓国着いてからまだ8時間くらい。この騒動のせいでかなりバタバタしてますが、みんな元気です。初演はプロデュースって感じの雰囲気でしたが、今はカンパニーとして「一心同体」になっています。それは昨日の最終リハーサルを見ても思いました。初演よりもこれ面白いです。
これからも「素浪人ワルツ」応援よろしくお願いします。

ウォーリー木下

「素浪人ワルツ」韓国公演 9/9(水)の公演中止のお知らせ

新型インフルエンザの猛威により、韓国政府は大規模な催し物の中止を勧告いたしました。「素浪人ワルツ」が招聘されていた9/9(水)より始まる春川国際演劇祭もその一つとして、中止を余儀なくされたようです。
不幸中の幸いというか、「素浪人ワルツ」は9/6(日)~8(火)の3ステージはプレビューとして予定されていたことなので、開催は可能になりましたが、9/9(水)のみ公演中止となりました。
下記に公演スケジュールを記載いたします。

9/6(日)19:30~ 開催
9/7(月)19:30~ 開催
9/8(火)19:30~ 開催
9/9(水)23:00~ 公演中止

素浪人ワルツ公演事務局

2009年8月22日土曜日

今日の稽古は…

今日の稽古はザッハトルテのメンバーも合流して、いろいろ再確認。







安元さんの謎の動きの稽古、ケイちゃんのこの被り物はもしや…?
いろんなところがブラッシュアップされていく感覚が気持ちイイ。

観覧ツアーは残念ながら中止になっちゃったけど、僕らはがんばってますよ!
自力で来れる方はぜひお越しください~

いいむろなおき

ツアー中止のことと開演時間変更のこと

ウォーリーさん不在の中、居残りチームは稽古に励んでいる最中ですが、
昨日締切だった「素浪人ワルツ」韓国観劇ツアーは、残念ながら最小催行人数に満たなかったため、中止となりました。
お申込いただいた皆様には、申し訳ありません。皆様の熱い気持ちを受け取って、韓国でがんばってきます!

それでも自力で韓国へ来てくれるという皆様へ。プログラムの調整で開演時間が変更となりましたのでご注意ください。
9/6~9/8=19:30開演(20:00開演のはずでしたが30分早まりました)、9/9は予定通り23:00開演です。

夏休みも終わりに近づいて、いよいよ韓国が近づいてきました。

(星川)

2009年8月20日木曜日

韓国出発まであと2週間!

いいむろなおきです!

演出のウォーリーさんがエジンバラで頑張っていて不在なので、今日は役者チームのみでの稽古。
最初のシーンから細かく確認しながらキッカケや間の取り方などを再確認。

 

ウォーリーさんは「大丈夫、もう演出の手をはなれてる」なんて言い残してイギリスに出発しちゃったけど、いやいや、「はなれた」ではなく「はなした」ですよ!ウォーリーさん!

さぁ、明日はザッハトルテのみんなと合流しての稽古。
みんな、新型インフルエンザにかからないように注意して頑張ろう~!

2009年8月1日土曜日

8月。

サイドバーの映像の表示の仕方を変えて、韓国ツアー用のPVを加えました。記録映像を使用しているのですが、天井からのカメラで捉えたいいむろさんの床芝居がキレイに見えますよ。ぜひご覧下さい。

ウォーリーさんと映像のキヨくん、舞台監督の武吉さんは、THE ORIGINAL TEMPOで8月はまるまる一ヶ月イギリス。今日からプレビュー公演ですね。素浪人ワルツの前に、まずはイギリスでの盛り上がり期待してます!

※団体名を「素浪人ワルツ」上演実行委員会から素浪人ワルツ公演事務局へ変更しました。

(星川)

2009年7月19日日曜日

観劇ツアー参加者募集のお知らせ

「素浪人ワルツ」韓国観劇ツアーは、
最小催行人数に満たなかったため中止となりました。



春川(チュンチョン)といえば、一世を風靡した某韓流ドラマでご存じの方も多いかと思いますが、1年を通して演劇やダンスなどのフェスティバルを開催していて、韓国では「舞台芸術の街」として知らない人がいないくらい有名な街。そんなところで素浪人、海外デビューです。

さらに、みんなも連れて行っちゃえ!ってことで「素浪人ワルツ 観劇ツアー」を企画してみました。観劇後は、本ツアー参加者だけを対象としたプレミアム・ファンミーティングにご招待!出演者との記念撮影や特別ミニライブなど、充実の内容です。さらに、韓国料理やお買い物、観光まで楽しんでいただける行程となっています。ぜひ、皆様お誘い合わせの上、韓国へ!春川でお会いしましょう!

「素浪人ワルツ」韓国公演 観劇ツアー
大韓航空で行くソウル・春川3日間


《日程表》(予定)
<1日目>
午後:大阪・関西空港発〜韓国・仁川空港着、ソウル市内宿泊(食事:昼機内食)

<2日目>
午前:専用車にてソウルから春川へ  春川観光、
夜:ボムネ劇場にて「素浪人ワルツ」観劇、
終了後、プレミアム・ファンミーティング(食事:朝、昼、夜)

プレミアム・ファンミーティング(予定)
・サイン入り特別DVDプレゼント!(初演の千秋楽の記録映像/非売品)
・いいむろなおき+ザッハトルテのスペシャル・ミニライブ
・一級建築士安元美帆子による5分間相談(希望者のみ)
・出演者との記念撮影会!
などなど…まだまだ企画中!!

<3日目>
午前:専用車にて春川から仁川空港へ
午後:韓国・仁川空港発〜大阪・関西空港着(食事:朝)

◎日程
平成21年9月6日(日)〜8日(火)※2泊3日間

◎旅行代金
69,800円(税込)

◎宿泊予定ホテル(2名1部屋ご利用)
ソウル:梨泰院クラウンホテル
春川:春川世宗ホテル
又は同等クラスホテル利用

○旅行代金に含まれるもの
・日程表に明示した航空運賃(エコノミークラスご利用)、専用車等の料金
・日程表に明示した宿泊料金(2名1部屋ご利用)
・日程表に明示した観光料金(ガイド、専用車、入場料等)
・日程表に明示した送迎料金(空港~ホテル間等のアシスタント、専用車費用)
・日程表に明示した食事料金(機内食を含む)
・航空保険料
・企画手配旅行保険
・団体行動中におけるチップ等の諸費用

○旅行代金に含まれないもの
・旅券取得費用(証紙、代理申請手続料)
・個人的用途の諸費用(飲料、クリーニング、電話等)
・お食事時の飲物代
・超過手荷物運搬料金
・空港税関係費用(関西国際空港・韓国)及び燃油サーチャージ
・お一人部屋追加代金 スタンダードクラスの場合 15,000円(2泊分)
・オプショナルツアー代金
・日本国内におけるご自宅から発着空港集合・解散地点までの交通費、宿泊費



お申し込み方法
ツアー参加ご希望の方は、下記リンク先より申込書をダウンロードして必要事項にご記入後FAXにてお申し込みください。
受付後、申込金の請求書と海外旅行保険などの案内書類をお届けします。

「素浪人ワルツ」韓国公演観劇ツアー参加申込書

◎申込締切
2009年8月21日(金)
※最少催行人員 15名様以上

◎観劇ツアーについてのお問合せ窓口

・観劇のお問合わせ
 観劇企画:ARTCABINET/NPO法人WARP・LEENET
 大阪市北区中津3-11-2-506 ARTCABINET内「素浪人ワルツ実行委員会」 
 TEL06-6372-6716

・お問合わせ・お申込み
 旅行企画・実施
 観光庁長官登録旅行業第1845号
 阪神航空株式会社
 〒530-0005 大阪市北区中之島3-6-16 関電ビルディング3階
 TEL06-6445-2153
 (社)日本旅行業協会正会員

ザッハトルテ、NEWアルバム好評発売中!のお知らせ

ザッハトルテのNEWアルバムは、マンガ家のオノ・ナツメさんとのコラボ!只今好評発売中です。素浪人ワルツのマニアなら、おっと思う部分もありますよ〜。特設サイト上で試聴もできますので、ぜひ!


「オノ・ナツメとザッハトルテ コラボレーションアルバム 素敵な1日」
6.17 IN STORES VTCL-60135 \3,045 (tax in)

アルバム特設サイト→http://www.jvcmusic.co.jp/ono-zaha/

マンガ家とアコースティックトリオの出会い -
お互いの作品への愛にあふれるコラボレーション

「リストランテ・パラディーゾ」がTVアニメ化され、ますます注目を集めるマンガ家・オノ・ナツメとアコーディオン+ギター+チェロの3人編成でカフェでの生演奏スタイルを中心に活動を続けるアコースティックトリオ・ザッハトルテ。マンガと音楽、違うジャンルながらもその作品の持つ世界観に同じ‘匂い’を感じる2組がお互いの作品へのリスペクトにより愛に溢れたコラボレーションを完成!独特のタッチのキャラクターと、時には温かい、時にはエッジの効いた作品を作り出しているオノ・ナツメ。どこか懐かしく感じる無国籍的なアコースティックサウンドを聴かせるザッハトルテ。聴くたびに新たな感動を受ける様々な顔を持つ曲たちは、まるでヨーロッパの短編映画集を見るような錯覚を覚える、まさに“素敵な1枚”。

あらすじ


江戸時代のはじめの頃。長屋に住む一人のなまくら侍は、決闘で殺される夢を見る。
死にたくない男は、刀を売り払い、何かに追われるように江戸を離れる。旅先で起こる不思議な出来事の数々。雨宿り中の楽団、話しかけてくる富士山、牛に連れられ善光寺、誰もいない村、現れるゾンビ。夢か幻か。しかし、いつまでたっても死ぬことから逃れられない男は、遂に戦うことを覚悟するー。

2009年7月16日木曜日

みるみる稽古

演出のウォーリーです。
素浪人、再び。
「またやりたいねえ」「海外とかでできたら楽しいねえ」などど公演が終わったあとは決まり事のように打ち上げで話題になるのですが、それが実現するなんて、滅多にありません。ひとしおです。
昨日の稽古場は、気持ちよくてのんびりしてしまいました。
ザッハトルテがチューニングしてる音だけでも最高のBGM。いいむろさんがチェロケースで遊んでいます。田中Kちゃんは滑ってます、安元さんはガハハと笑ってます。この風景が素浪人です。カムバックって感じです。どうぞ、見にきてください、韓国まで。
結構真剣に。

写真は久しぶりに去年の資料を出してきたら、仮チラシを発見。
星川さんのキャッチで
「ぜひ、外国の人に見てもらいたいなあ。その人の目に江戸の風景が浮かび上がれば、もう大成功。」

予言書のようです。

ちなみに僕が考えた「マイムでござる!」ってキャッチは、いつの間にか消えていた。

2009年7月15日水曜日

素浪人、リスタート!

こんにちは。HEP HALLの星川です。
去年HEP HALLで上演した「素浪人ワルツ」が、韓国の春川(チュンチョン)国際演劇祭から招聘されて、この秋に韓国で上演する運びとなりました!
5月くらいから準備を色々始めてたんですが、昨日はついにキャスト全員が集まって一年ぶりの稽古。


もしかしたら初演を見てくれた人も気づいてないかもしれないけれど、素浪人ワルツは鳥の声とか風の音、波の音など色んな効果音もほぼライブで演奏してたのです。久しぶりの楽器たちに囲まれて、楽しそうなヨース毛さんとウエッコさん♪


やっぱり細部は忘れてるので、記録で撮ったDVDを見て思い出しながらの稽古でした。

いいむろ「えっと次は何やったかなぁ。(映像見て)ああ、そうそうここはゴロゴロゴロゴロニャーでお父さんお父さん!」

都丸「このシーン、不自然なくらい鳥の声多いよね。」
ウエッコ「うちの近所、あんなんやからなぁ。」

都丸「ここのアレンジ、最初の頃が一番良かったよね。」
ウエッコ「どんどん変わって再現できなくなった。」
ウォーリー「最初、ブルースっぽくなかった?」
ウエッコ「そうそうブルースっぽかった!......そう言ってくれたら分かりやすかったのに。」
都丸「ハハハ。一年後に分かる。」

韓国では、いろいろパワーアップしそうですよ。


このシーンも久しぶり。なんだかんだで一通り稽古してみて、やっぱりこのお芝居面白いなぁと改めて思いました。韓国の人にどんな風に伝わるのか、とても楽しみです。
これからも本番まで時々このブログ更新していきますので、お楽しみに。

そうそう、せっかくなので韓国への観劇ツアーを企画しました。詳細は近日中にお知らせしますが、今のところ、韓国公演以降は全くの未定なので、いいむろさんザッハトルテの大ファンの皆さんをはじめ、初演を見逃して残念な思いをされた方や初演も見たけど次も見たいという方など、ぜひぜひ韓国へお越し下さい!

2009年7月12日日曜日

韓国公演概要

「素浪人ワルツ」韓国公演
韓国春川国際演劇祭(CUNCHEON INTERNATIONAL THEATRE FESTIVAL)参加

公演期間/2009年9月6日(日)~9日(水)
(プレビュー期間)9月6日~8日19:30
(演劇祭初日)9月9日23:00 ※公演中止
※当初の予定から開演時間が変更しています。ご注意ください。

会場/春川ボムネ劇場


大きな地図で見る

2009年7月11日土曜日

プロフィール


いいむろなおき
兵庫県立宝塚北高等学校演劇科卒業後、1991年単身渡仏。パリ市マルセル・マルソー国際マイム学院卒業。小洒落た舞台の中にも笑いを忘れない「関西生まれのおフランス育ち」なマイム俳優。フランスと日本でマイム、パントマイム、ダンスなどの公演活動やワークショップを行う。1998年より拠点をフランスから日本へ移し、ワークショップやソロ公演などを行う。平成17年度文化庁度新進芸術家海外留学制度研修員。現在よみうり梅田文化センター、NHK神戸文化センターなどでパントマイム講座の講師も務めている。


ザッハトルテ
2002年、立命館大学にある音楽サークルで出会い結成。肩肘張らずに聴けるお茶の間ヨーロッパ・ミュージックを奏でる、京都を拠点に活動するアコーディオン・ギター・チェロのアコースティック・トリオ。2004年にはフランス最大のアコーディオンフェスティバル「le Grande Sufflet」に出演、パリ、レンヌなどで演奏、絶賛を受ける。京都のカフェ(さらさ西陣:大徳寺)での演奏を拠点に、各地でのカフェツアーや美術館など、各地の様々な場所での演奏活動を続けている。


安元美帆子
兵庫県出身。劇団☆世界一団を経て、現在はsunday所属の女優。不器用な動きも笑いに変えるパワフルな演技と、風貌からは想像しがたい突き抜けた切れっぷりが魅力。近頃は焼酎亭乱夢(ラム)として高座にあがり、地元・神戸では落語会を主催している。一級建築士としての顔も持つ。

ウォーリー木下
1971年生まれ。1993年、神戸大学在学中に劇団☆世界一団を結成。現在はsunday(元劇団☆世界一団)の代表で、全ての作品の作・演出を担当。戯曲家・演出家として外部プロデュース公演も数多く手がける他、演劇祭のプロデュースや演劇ワークショップ講師なども務める。最近はthe original tempoというパフォーマンスバンドのプロデュース・演出を行い、海外からも注目を集めつつある(2005年には韓国・台湾公演を行う)。関西を中心に活動中。

吉光清隆
映像作家。1978年生。インスタレーションや舞台作品、パフォーマンスなど空間を意識した映像作品を制作している。演劇、ダンス,現代美術など様々なアーティストに対しての映像提供、協力も多数。また、建築物の形を利用した映像を投影する「Architecture Projection」プロジェクト等も展開中。近作:「layer」神戸ビエンナーレ2007

2009年7月10日金曜日

素浪人ワルツ公演事務局

プロデューサー・脚本・演出/ウォーリー木下
出演/いいむろなおき、ザッハトルテ(都丸智栄・ウエッコ・ヨース毛)、安元美帆子、田中啓介

舞台監督/武吉浩二
映像/吉光清隆
照明プラン/大塚雅史
照明/追上真弓
音響プラン/増田郁子
制作/川手雅子、井上美葉子、いせかおり、星川大輔

協力/HEP HALL、いいむろなおきマイムカンパニー、sunday、FujiMach、(株)スタッフステーション、(株)リコモーション、ARTCABINET、劇団DOMO、田中宗利、溝端理恵子、金崎めぐみ、島田麗子、KOMAKI

問合せ先/slowninwaltz@gmail.com

2009年7月8日水曜日

素浪人ワルツについて


「素浪人ワルツ」は、2008年6月、大阪・梅田にあるHEP HALLの企画公演として上演。近年は自身の活動団体Sundayでもパフォーマンス色の強い演劇作品を作ってきたウォーリー木下が、フランス仕込みのマイム俳優いいむろなおきと、ヨーロピアンなカフェミュージックを奏でるザッハトルテという、ともにヨーロッパの雰囲気を漂わせる両者とのコラボレーションに時代劇という題材を選び、身体表現とインスト音楽という言葉に囚われない両者に、映像、黒子、解説を加え、唯一無二の、不思議でライブ感あふれる時代劇パフォーマンスが誕生しました。
今秋開催の韓国の春川国際演劇祭から招聘されたことで、素浪人ワルツ公演事務局としてスタッフ・キャストが再び集結。
今後の活動も視野にいれて、「素浪人ワルツ」リスタートです。