初日が終わり、ダッカルビ(こっちの発音だとダカンピ?)とマッコリの夜が終わり、そしてお昼ご飯はいつもの定食屋でたらふく、二日目の今日は入りが遅いので少しのんびり。
素浪人ワルツ、初めての韓国人相手、初めての外国、初めてのツアー。そもそも理解されるのか?
この芝居のこの独特な感じ、ライブ感、という曖昧なものを明確に作ろうとした方法は、はたして受け入れられるのか?
インフルエンザの影響で客の入りが心配されてたけど、客席はかなり埋まって、まずはほっと一安心。で、一番最初にメンバーがぞろぞろと舞台に入ってきて安元さんがみんなを紹介するシーンがあるんですが、そこで事件はおきました。
まずは安元さんがセンターマイクで自己紹介。今回は最初だけハングルでやることになっていました。この数カ月、韓国語を特訓し、それなりにすらすらと喋れるようになっていました。
で、登場し、マイクに向かって一言「アニョハセヨ」と言った途端、「待ってました!」的な「アニョハセヨ」コール。日本でもあり得ない拍手。おおこれはのりがいい、と僕はオペ席でほっとしたのですが、舞台上を見ると、その意外なリアクションに安元のハングル頭脳がショートし、次の言葉がまるっきり出てこなくなっていました。
僕はひさしぶりに舞台上で真っ白になってる女優を見ました。それもまだ始まってもいない段階で。
観客は固唾をのんで次の言葉を待っています。しかし安元さんは「ハジョハジョハジ」という謎の呪文しか出てきません。
すると、優しい韓国人たちは、応援をはじめました。優しいので、あくまでも小さく応援です。そのことで安元さんの硬直はほどけ、にこっと笑ってから、韓国語で喋りはじめました。危機一髪です。
そのあとはいわずもがな。1時間20分のステージは、韓国の人にも満足してもらえました。
残り2ステ。まだまだ楽しみたいな。
木下
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